STが実践!「聞く力」を伸ばす遊び5選

療育の話

前回の記事では、「認知機能」と発達障害の関係について書きました。
そして、「認知機能」の土台となる「見る力」を伸ばす遊びについても、以前の記事でご紹介してきました。

ということで今回は、「認知機能」のもう一つの土台「聞く力」を伸ばす遊びを紹介していきたいと思います!
未就学~小学校低学年くらいのお子さんが楽しめる遊びが中心です。
番外編では、ルールを説明する必要がないくらいのド定番の遊びで、「聞く力」を伸ばせるものを載せています。

①なりきりキャッチボール

色々な物になりきって、キャッチボールをして遊びます。

必要なもの:ボール(1個)、絵カード(人数分)、テープ
やり方:
①子どもの服に、絵カードを1枚ずつ貼る。
②子どものうち1人がボールを持つ。
③大人は、誰にボールをパスするか、絵カードの名前を言って伝える。
④子どもは、その絵カードを着けている子にボールをパスする。
⑤③と④を繰り返す。

ポイント:
◎「しか(鹿)」と「しま(島)」のように、音が似ている言葉を使うと難しくなります。
◎人数が多いほうが盛り上がります。

②タッチ、タッチ、タッチ!

部屋の中を思い切り走り回ります。
動くのが大好きな子にピッタリ!

必要なもの:色カード(または絵カード)、テープ
やり方:
①色カード(または絵カード)を、部屋中の壁に貼る。
②大人が、カードにある色(または物の名前)をひとつ言う。
③子どもは、走ってできるだけ早くカードにタッチする。

ポイント:
◎子どもが飽きてしまわないように、テンポよく。カードにタッチすると同時に、次の色を言うくらいのペースで進めましょう。
◎色以外でも、子どもが知っている物・興味がある物の絵カードを使うことができます。

③音探し探偵

言葉の中に、どんな音があるかを探してもらいます。
言葉の発達が4歳以上の子ども向けです。

必要なもの:数字カード、虫眼鏡カード
やり方:
①数字カードと虫眼鏡カードを子どもに配る。
②大人は、「 “か” の音を探してね」と探してほしい音を言う。
③大人は、探してほしい音が含まれている物の名前(例:かめ、すいかなど)をひとつ言う。
④子どもは、名前のいくつ目の音に “か” があるか考え、数字の上に虫眼鏡カードを置く。

ポイント:
◎この遊びができるようになると、しりとり遊びをしたり、読み書きをしたりすることにつながります。
◎ “か” 以外にも、いろんな音を探してみましょう。
◎2文字の言葉の時は①②、3文字の言葉の時は①②③、4文字の言葉の時は①②③④…と、言葉の音の数に合わせて、数字カードの数字を増やしましょう。

④仲間探し

いろんな言葉を聞いて、お題に合った言葉かどうかを考えてもらうゲームです。

必要なもの:なし
やり方:
①「果物」「動物」などお題ひとつを決める。
②大人が、「いちご、きりん、アイス、みかん…」といろんなものの名前をテンポよく言う。
③子どもは、お題に合った言葉が聞こえたら、手を1回たたく。

ポイント:
◎子どもが飽きないように、テンポよく名前を言っていきましょう。
◎慣れてきたら、「果物なら手を1回たたく。動物なら片手を挙げる。」のようにお題の数を増やしてみましょう。

⑤わたしはどこ?

「聞く力」だけでなく、右・左などの場所を表す言葉の習得にも役立ちます。

必要なもの:ホワイトボード(2枚)、マグネット(同じ柄・色のものを2組)
やり方:
①大人は、子どもに見えないように、マグネットをホワイトボードに並べる。
②大人は、「○○が上にあります」「△△が右にあります」のようにマグネットの場所を口頭で伝える。
③子どもは、言われたとおりにマグネットをホワイトボードに並べる。
④マグネットを同じように並べられたか、答え合わせをする。

ポイント:
◎マグネットは、お気に入りのシールやイラストに、100均のマグネットシートを貼って作ることができます。
◎慣れてきたら、「○○は右下にあります」「△△は手前にあります」「○○は△△の左にあります」のように、説明を難しくしていきましょう。
◎大人と子どもの役割を交代すると、「分かりやすく説明する」練習になります。

番外編:ド定番、だけど効果アリ⁉

ここでは、保育園・幼稚園などでよくやる遊びの中でも、「聞く力」を伸ばすことにつながるものをご紹介します。
※ド定番すぎるので、やり方等は割愛します…。

◎しりとり
◎落ちた落ちた、何が落ちた?
◎フルーツバスケット、何でもバスケット
◎船長さんゲーム
◎だるまさんがころんだ
◎伝言ゲーム

「認知機能」とか「聞く力」とか言われると、「なんか難しそう…」と身構えてしまうかもしれません。
でも、こういう力は意外と身近な遊びで伸ばすことができるんです。
ポイントは、子どもが楽しく取り組める遊びかどうか。

面白い遊び≒その子の発達のレベルに合った遊び
つまらない遊び≒その子にとって簡単すぎる、または難しすぎる遊び

こういう基準で遊びを選んでみると、楽しみながら発達を促していくことができます。

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