西日本、梅雨明けしましたね。
アミが住んでいる地域はまだ梅雨まっただ中…のはずなんですが、今日もいい天気。
もう梅雨じゃなくて真夏です(泣)。
さて今日は、障害のある人が利用できるお金に関する公的な支援制度についてご紹介していきます。
障害年金と障害者手帳については、他の記事でご紹介しているので、そちらをご覧ください。
⇓⇓今回紹介する制度⇓⇓
◎特別児童扶養手当
◎障害者扶養共済制度(しょうがい共済)
◎補装具費支給制度
◎自立支援医療(更生医療・育成医療)
◎自立支援医療(精神通院)
◎成年後見人制度
特別児童扶養手当
◎どんな制度?:20歳未満の障害がある子どもを育てる家庭に、手当金が支給される制度です。
子どもに下記のような障害があり、所得(収入)が一定以下の場合、年3回(4か月分×3回)手当金を受け取ることができます。
◎対象・もらえる金額:
等級 | 対象(障害の程度)/もらえる金額 |
---|---|
1級 | 身体障害者手帳「1級」「2級」の一部、療育手帳A 及びこれらと同程度の障害 /児童1人につき 56,800円/月 |
2級 | 身体障害者手帳「3級」「4級」の一部、療育手帳Bの一部及びこれらと同程度の障害 /児童1人につき 37,830円/月 |
◎手続きは?:お住いの市区町村の役所で手続きをします。医師の診断書などが必要な場合もあります。詳しくは、各市区町村にお問い合わせください。
◎厚生労働省URL:https://www.mhlw.go.jp/bunya/shougaihoken/jidou/huyou.html
障害者扶養共済制度(しょうがい共済)
◎どんな制度?:障害のある子どもに将来お金を残すため、親(兄弟姉妹など他の親族等も可)がお金を積み立てていく制度です。

- 親が生きている間、毎月同じ金額を積み立てていきます。積み立てる金額は、積み立て始めた時の親の年齢によって変わりますが、親の年齢が若いほど毎月の積立額は安くなります。
- 親が亡くなったら、障害のある子どもに2万円/月が支給されます。
- 子どもが亡くなったら、2万円/月の支給は終了します。
◎対象(障害のある子ども):身体障害者手帳1~3級、知的障害、脳機能の障害(発達障害やてんかんなど)、難病があり、将来経済的に自立することが難しい方が対象です。
◎対象(親・その他親族):次の4つの条件があります。
- 手続きをする県(または政令指定都市)に住んでいること。
- 加入する時点で、満65歳未満であること。
- 加入する時点で、特別な病気や障害がなく健康であること。
- 障害のある子ども1人に対し、加入できる親・親族は1人のみであること。
◎手続きは?:お住いの都道府県または政令指定都市の「障害者扶養共済制度担当者」にお問い合わせください。
◎厚生労働省URL:https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000195619.html
補装具費支給制度
◎どんな制度?:身体障害がある人が、日常生活や就労における不便さを改善するために、補装具を1割負担で購入できる制度です。
対象になる補装具は厚生労働省が定めたものになります。
基本的には、自己負担額が1割(上限は37,200円)ですが、住民税非課税世帯や生活保護世帯の方は自己負担額0円で利用することができます。
残りの9割は税金でまかなわれます。
◎対象:身体障害者・身体障害児のうち、市町村が補装具費の支給を決定した人が対象です。
◎手続きは?:お住いの市区町村の役所で申請します。
◎厚生労働省URL:https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/hukushi_kaigo/shougaishahukushi/yogu/aiyo.html
自立支援医療(更生医療・育成医療)
◎どんな制度?:身体障害がある人が、厚生労働省が定めた手術・治療を受ける時に、医療費の自己負担額(窓口で支払う金額)が1割または自己負担限度額まで減額されます。
もともとの医療費の自己負担額が2割または3割の人は、窓口で支払う金額が安くなります。
◎対象:身体障害があり、その障害をを治すまたは軽減するために、厚生労働省が定めた手術・治療を受ける人が対象です。
18歳以上の場合は更生医療、18歳未満の場合は育成医療の対象となります。
◎手続きは?:お住いの市区町村の役所で申請することができます。
◎厚生労働省URL:https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/hukushi_kaigo/shougaishahukushi/jiritsu/index.html
自立支援医療(精神通院)
◎どんな制度?:うつ病や統合失調症、発達障害、てんかんなどの精神疾患があり、定期的な服薬や通院が必要な場合に、医療費の自己負担額(窓口で支払う金額)が1割または自己負担限度額まで減額されます。
もともとの医療費の自己負担額が2割または3割の人は、窓口で支払う金額が安くなります。
◎対象:精神疾患があり、服薬による治療をするために定期的な通院が必要な人が対象です。
◎手続きは?:お住いの市区町村の役所で申請することができます。
◎厚生労働省URL:https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/hukushi_kaigo/shougaishahukushi/jiritsu/index.html
成年後見人制度
◎どんな制度?:知的障害や認知症などがあり、自力でお金の管理をすることが難しい人が、お金の管理などをサポートしてもらうための制度です。
例えば、銀行口座から今月分の生活費を引き出す、福祉サービスを利用する手続きをする、病院で入院の手続きをする、引っ越しの時に不動産屋さんでアパートの入居手続きをする、といった場面でサポートを受けることができます。
◎対象:知的障害、精神疾患、認知症などがあり、自力でお金の管理をすることが難しい人が対象です。
◎手続きは?:手続きをする窓口は、家庭裁判所や市区町村の役所など、お住いの自治体によって違いがあります。
各自治体のHP等でご確認ください。
◎厚生労働省URL:https://guardianship.mhlw.go.jp/personal/
各制度について、概要をまとめました。
より深掘りした内容も、そのうちブログに挙げられればと思ってます。
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